design

先週は毎晩、朝まで電子マネー関連の資料づくり、今週はストア1周年の準備でバタバタ。さきほどなんとかぎりぎりリリースで、若干の一息。ふ〜。
さて、以前から気になっていた雑誌デザインクォータリー買ってみました。特集面白そうだったので。
この雑誌、広義のデザインを考える雑誌な訳ですが、なんとなく博報堂ケトルの嶋さん編集時代の雑誌「広告」に近い雰囲気もありつつ、もうちょっとだけスノッブな雰囲気もありつつな雑誌です。良い雑誌だと思うのですが、なんとなく2年くらいで終わりそうな雰囲気もありつつ。。

で、内容詳細はさておき、マッシブ・チェンジの特集の記事の中で、ブルース・マウとジョン・ケージの対話が印象的だったので転記します。


※質問してるのがブルース・マウです。

「あなたは本の中で悟りを求める徒と師の話を書いていましたね。あくる日もあくる日も、徒は師に尋ねる「私はどうするべきでしょうか?」それに対して、師は毎日同じ答えを繰り返す。「何もするな」そしてついにある日、師はこう告げる。「世界を良くしようと思うな、事態は悪化するだけなのだから」と。でも、ここには矛盾がないですか?もし、師がそう思っているなら、ただ黙っていればいい。「世界を良くしようとするな」とは、つまり、あらゆる企み、意図、デザインは無駄であり、わたしたちは思い悩むべきではないという事ですか?」

それに対してケージはマウを窓の近くに連れてゆき、広がる街を見渡して言う。「矛盾がある。まさにこの矛盾の曖昧さの中にこそ、われわれは自らやるべきことを見出さなければならない。見てみなさい。これこそあなたたちの問題だ。これこそが来るべき世紀の問題だ。互いにひしめき、擦れ合う何百万人もの人々の摩擦だ。」

・・まさに禅問答。ジョン・ケージといえば「4分33秒」。。くらいしか良く知らないんですが、なんとも、あ〜なるほど〜「4分33秒」の人だ〜と。しみじみ。